アーユルヴェーダ的体調管理法!真夏の疲れを解消するための食事法・過ごし方・ヨガのポーズをご紹介!

こんにちは。

ヨガインストラクターのMICHIKOです。

今日はアーユルヴェーダ的な体調管理法についてご紹介していきます。

連日猛暑日が続いていますね。体調を崩してしまっている方も多いのではないでしょうか?

この暑さで体力も落ち、冷たい物ばかりを摂取、内臓もお疲れ気味。エアコンの入った室内と猛暑の外との温度差による体のだるさ、何もしたくない、だらだらと過ごしてしまいがち・・・

そんなときのおすすめの食事や、ヨガのポーズ、普段の生活でちょっと心がけたいこと等を、アーユルヴェーダの視点からご紹介していきます。

 

アーユルヴェーダの3つの生命エネルギーとは

*アーユルヴェーダとは、インド大陸の伝統的医学であり、世界三大医学の一つ。

トリ・ドーシャと呼ばれる3つの生命エネルギーによって、宇宙や、自然、人間などのあらゆるものは支配されていると言われています。

ヴァータ(風)・・・動きのエネルギー(冷性、軽性、乾性、移動性)

ピッタ(火)・・・変換のエネルギー(温性、軽性、油性、鋭性)

カパ(水)・・・安定のエネルギー(冷性、重性、油性、など)

この3つのエネルギーのバランスがよい時は健康で、バランスが崩れていると不調が起きやすいと言われています。

上記に上げたように、夏は、暑さと乾燥によりヴァータが増加しやすくなり、ピッタは蓄積されていくと言われています。

 

真夏の時期の体の特徴

夏の日差しや熱により、土地や、水、風、すべての動植物や人を乾燥させてしまうのがこの時期。

食欲が落ち、消化力も下がります。体力的にも一番消耗される時期になります。

暑さと乾燥により、*ヴァータアーユルヴェーダでいうのエネルギーが増加しやすい時期です。

この時期のおすすめの食べ物

この時期は、ヴァータを乱さないもの、ガスを増やさないものを選ぶとよいでしょう。

塩味、辛味、酸味の食べものは避け、渋味も取りすぎないようにしましょう。

 

具体的には↓

避けたほうがいいもの(NG)・・・豆類、イモ類、冷たい豆乳、生野菜、パンなどの発酵食品、乾燥しているもの、古い物
摂取したほうがいいもの◎・・・小麦、米、乳製品、ミルク、ギ―、葉野菜、マンゴー、レモン、スイカ、メロン、ザクロなど
軽くて消化によく、甘味、冷性、油分を含んだものがオススメです。
また薬味を効かせると消化を助けてくれるので、おすすめです。ショウガや黒胡椒など・・・。
温かく滋養があって、水分が多いものを摂取するのがいいと言われています。

オススメのスパイス・ハーブ

消化を助けてくれるオススメのスパイス・ハーブをご紹介します。

コリアンダー

体にこもった熱を下げてくれ、消化の促進にも効果があります。
利尿作用や、排尿時の灼熱感を取ってくれ、かゆみや炎症を抑えてくれる効果も。

クミン

食欲をアップさせ、消化促進にも効果あり。お腹のガスも減らしてくれます。

フェンネル

食欲を高め、消化促進、知力をあげ、心臓を強くする働きもある。
利尿作用があり、便秘の改善、咳や吐き気、痔にもよいとされる。生理痛にも◎
フェンネルをカラ煎りしておくとカラっとして食べやすく、どんな人にもよいと言われている消化剤です。ザラメを加えることで、吸収されやすくなり、余分なピッタエネルギーを下げ、胸やけの防止にも繋がります。インドカレーのお店に行くと、最後にレジのところに置いてありますよね(^^)/

生姜

食欲を高め、消化の促進に効果ありヴァータエネルギーと、カパエネルギーを静めてくれる。
味覚をよくし、経路の流れをよくすると言われている。

この時期の過ごし方

暑さによって、体力が一番消耗しているこの時期は、心身の休息が一番でしょう。

だらだら過ごしてしまいがちですが、規則正しい生活をするのがオススメ。

激しい運動や日光浴は避け、涼しい水辺に行ったり、月の光を浴びたり、いい香りがするもの、場所、空間を作ってみましょう。

甘い優しい音を聞いたり、肌触りのいい洋服をきて、心地の良い空間を作るといいでしょう。

 

この時期におすすめのヨガのポーズ

この時期はあまり強度の高いポーズで頑張るよりは、副交感神経を上げて、リラックス効果が高まる動きがオススメです。

アロマを炊いたりしながら、ここちのよい空間を作って、ゆったり動いてみましょう。

そんな時期にオススメのヨガポーズ3つご紹介します。

立ち前屈のポーズ

頭への血流が促され、すっきりと落ち着いた気分になれるポーズです。

呼吸に合わせて体を前に倒すことで筋肉がほぐれ、柔軟性もアップします。下半身の血流がよくなり、疲れ解消に繋がります。

また背面をストレッチしながら、お腹も適度に刺激してくれます。

 

  1. 山のポーズで立ちます。
  2. 息を吐きながら体を前に倒す。肩の下に手がくるようにし、指先を床につける。
  3. 息を吐きながら、頭を床に近づけるようなイメージで。背面の力を抜きましょう。
  4. 膝を伸ばすのが辛い場合は、膝を曲げて行ってもOKです。

 

ガス抜きのポーズ

お腹をほどよく刺激して、胃腸の働きを活性化してくれるポーズです。腰の重たさやこわばりを解消し、全身をリラックスさせてくれる効果があります。股関節を曲げ、足の付け根を圧迫することで足の血流の流れを改善してくれます。

寝たままで行えるので初心者の方でも行いやすいポーズです。

腰や背中がよく伸びるので、神経がリラックスします。

 

  1. 仰向けから両膝をたてる。両手で両膝を抱える。
  2. そのまま数呼吸ゆっくり行う。
  3. 息を吐きながら、さらに膝を引き寄せていきましょう。
  4. 背中が浮いたり安定しない場合は、片足づつやってみましょう。

 

うつぶせのワニのポーズ

うつ伏せの状態で、重ねた両肘におでこをのせるポーズ。

うつ伏せの姿勢で腹圧をかけ、高いリラックス効果で、より安心、安全な感覚に包まれていきましょう。

うつ伏せの姿勢は気持ちがリラックスするとともに、腹式呼吸を行えばほどよく腹圧がかかり、お腹のマッサージにも。

自律神経のバランスを整えたり、安眠に導いてくれます。寝苦しい夏の夜にオススメ!

 

  1. うつぶせの姿勢から、両肘をかさね、その上に額を乗せる。
  2. 両足は腰幅にひらき、つま先は外側へ向けて、足の力は抜く。
  3. 足はまっすぐ伸ばしてもいいし、片足づつ股関節から折り曲げてみてもいいでしょう。
  4. 腹式呼吸をゆっくり繰り返します。

最後に

この真夏の時期は、頑張ることを手放して、少し予定を減らしたり、ペースダウンして過ごすのがオススメです。

真夏に無理をしすぎると、夏バテが秋にやってきてしまいます。過ごしやすい秋を迎えるためにも、真夏は少しのんびり過ごしてみませんか。

開放的になる時期なので、遊びにもいきたいですが、遊んだあとは体を休めてあげてくださいね。

最後までお読みいただきありがとうございました。