こんにちは。ヨガインストラクターのMICHIKOです。
暑い夏がやってきましたね!開放的で楽しい夏ですが、エアコンの効いた部屋に一日中いたり、冷たい食べ物の摂取で、内臓や胃腸などが弱りがちになりますね。そんな少しお疲れ気味の内臓機能の働きを活性化してくれるポーズを今回はご紹介していきます。
疲れ切ってしまう前に、是非早めにケアして、楽しい夏ライフを送ってください(^^♪
上向き犬のポーズ(アップドッグ)
胸を開きお腹から首までを伸ばし、背骨を後ろにそらせていくポーズ。脊髄神経が活性化し内臓機能が高まります。腰の深層部が刺激されて血流がよくなるため、免疫力アップ!
免疫を上げて夏風邪を予防していきましょう。
姿勢の改善のほか、腰痛の予防にも繋がるほか、気持ちも前向きにしてくれます。
- 床にうつぶせになり、おでこを床につける。
- 両手は脇をしめ、胸の横にセット。足は腰幅に開き、足の甲を床につける。
- 息を吸いながら両手で床を押し、上半身を起こしてくる。
- 両肘をのばして、胸をスライドさせるようにして天井へ向ける。
- 手のひらと足の甲で体を支える
船のポーズ
体をVの字に折り曲げバランスを取るポーズ。バランスを保つためにお腹の力が必要となります。お腹の引き締めにも効果大ですが、お腹に力を入れることで腹圧が高まる為、内臓の活性化に繋がります。
夏の時期は冷たい食べ物の摂取で胃腸のバランスが崩れがち。便秘解消やおなかの冷えを和らげる効果に繋がります。
- 両膝をたてて座り、両手はお尻から少し離して床につける。指先は自分のほうへと向ける。
- 背筋を伸ばして、息を吸いながら両足を床から離し、脛が床と平行になるようにまずは持ち上げる。
- 両手を足の横へと伸ばし、そこから膝を伸ばしていく(膝を伸ばすのが難しい場合は、脛が床と平行なままでもよい)
半分の魚の王様のポーズ
座って体をねじり、お腹周りをデトックスしていくポーズ。体をねじって深い呼吸を行うことで、肝臓や腎臓といった臓器にもしっかりアプローチしてくれます。内臓が活性化されると、消化や代謝機能が上がる為、老廃物の排出を促してくれます。
暑さで内臓の機能が弱くなる夏の時期にはこのポーズで、内臓の働きを活性化させましょう。
またねじることで脇腹の筋肉も刺激され、ウエストのくびれにも効果あり。
内側、外側と両方から気持ちよくお腹周りをほぐしていきましょう。
- 長座の姿勢から右ひざを曲げて、左足をまたいで、左腰の横に足裏をつく。
- 左ひざを曲げて、右腰の横に足を寄せる。左右の足裏でしっかり床を押す。
- 左手で膝をかかえ、息を吐きながら上半身を右側へねじる。
- このまま数呼吸。反対側も同様に。
頭をひざにつけるポーズ
前屈して頭を膝につけていくポーズ。前屈することで肝臓や腎臓、脾臓などを刺激して働きを強化してくれます。また腰が伸びて神経を穏やかにしていくためリラックスしたいときにもオススメ。
- 長座から左ひざをたて、横に倒す。倒した足のかかとは体へ引き寄せる。
- 両手を足の横につき、息を吸って背骨を伸ばし、吐きながら股関節から前屈する。
- 両手で右足の裏をつかむ。肘は開いて、肩は上げないように気を付ける。
バッタのポーズ
うつ伏せからお腹の力を使って体を引き上げていくポーズ。無理に反らせようとはせずに、まずは体全体を引き延ばすようなイメージでやってみましょう。
お腹のマッサージになり、腸の働きを助けてくれます。お腹が弱い方におすすめです。
- うつぶせの姿勢から、おでこを床につける。
- 足は腰幅。両手は体の横に置き、手のひらを下向きにセットする。
- 息を吐きながら、両手、両足を床から離し、頭と胸も起こす。
- 肩から手の指先を後ろの方へと伸ばし、つま先も後ろに引く。目線は下を向き、首の後ろ側も伸ばす。
慣れてきたら、両手を背中の後ろで組んだり、手を前に伸ばしたりしてバリエーションを楽しんでみましょう。
魚のポーズ
仰向けから上半身を持ち上げて、頭の頂点を床につけていくポーズ。
首の前側から胸にかけて心地よい伸びを感じて、呼吸器の働きを促していきましょう。
夏場は室内がエアコンで意外と乾燥しています。喉の違和感や風邪の引き始めを感じたときにやってみてください。
また、頭の頂点「百会のつぼ」を床につけて刺激することにより、頭がクリアになりスッキリする効果もあります。暑くてだらだらしがちなときにもいいですね。
- 仰向けの姿勢から両手を背中の後ろに入れる。手のひら下向き。肘までできるだけ背中に入れる。
- 息を吐きながら、肘で床を押しながら上半身を持ち上げて、頭の頂点を床につける。
仰向けのねじりのポーズ
背骨をねじって、全身のバランスを調整するポーズ。日中がんばった背骨や腰回りの緊張やコリをほどき、または使っていない部分を動かして、体のバランスを調整していきましょう。背骨の神経を調整すると気持ちがリラックスしてきます。
またお尻回りのコリや、腰痛の緩和にもなります。お腹にも刺激がはいるので便秘の改善にも効果があるでしょう。
- 仰向けの姿勢から左足を両手で抱える。
- 息を吐きながら右手を左ひざにそえて、体を右側へと倒す。
- 目線は首が辛くなければ、足と反対側へと向ける。
最後に
いかがだったでしょうか。中には腹圧をかけていくポーズもありますが、あまり考えすぎずに、内臓をマッサージしていくようなイメージでやってみると、力を入れずに無理なく進めていけると思います。
ゆったりとした呼吸を忘れずに、自分の内臓を優しくいたわって、この夏を乗り切って行きましょう!
最後までお読みいただきありがとうございました。